水車・石臼のあれこれ

水車の型式

水車の型式(種類)は、分類方法がいくつかありますが、水車の利用形式により分類した種類をご紹介します。  

上掛水車

上掛水車 福井池田町-s.jpg落差のとりやすい場所に用いられる。水受けに溜まった水の重量で回転する。水輪の幅を比較的小さくでき、水の吐出方向と水車の回転方向が同じであり、水量を受けやすく効率が良い。

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   胸掛水車

胸掛水車 飯山水車-s.jpg

落差が上掛水車ほど取れない場所で、比較的水量の多いところに使用される。水の重量によって回転する。流れの方向と水車の回転が反対のため、効率が悪く水量を多くして、吐出時の流速を遅くするか、流れの方向を下向きにするなどの工夫が必要である。

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 中掛水車

中掛水車 山岡町-s.jpg導水路が水車のほぼ中心に向かって配置された水車。水車の効率が悪いため、水量と流速の安定的な管理が必要。

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 腰掛水車

腰掛水車 埼玉吉田町-s.jpg落差が中掛水車と下掛水車の中間ぐらいで、水量が多いところに使用する。水の流速と重量よって回転するが、効率が悪いため、水路底形状を水輪との間に壁になるように設ける。

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下掛水車

下掛水車 上田駅前-s.jpg落差はないが、水量のあるところに使用される。水輪の幅が広く、底板はない。駆動力を得るには水輪の直径または幅を大きく作ればよい。

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 揚水水車(筒水車)

揚水水車福井3連1-s.jpg灌漑や池などの水汲みに使用される水車で、水輪の周辺には多くの筒が囚定されている。構造は簡単なものが多く、材料などはありふれたもので作られている。

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 箱水車(バッタン筒水車)

箱.jpg

角の水受けをクモテの先端に偶数個取り付けたもので、落差はあるが水量が少ない場合に使用される。回転は間欠的であるが、水受けは装置全体から見ると大きく、2、4個などのものがある。

 

 

 

猪威(ししおどし)

ししおど.jpg

シシオドシ、若しくはバッタリと呼ばれている。また、九州地方では水唐臼と呼ばれている。用途は、米橋き、陶上の粉砕等。

 

 綱唐臼

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綱唐臼は、用水路より作業床がかなり高いような場合に用いられる。用途は、米禍き、陶上の粉砕等。

 

 

 

  

 ツッピンガー水車

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落差はないが、水量のあるところに使用される。水輪の幅が広く、底板はない。起動力を得るには水輪の直径または幅を大きく作ればよい。

 

 

 

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